巌鬼山神社の狛犬『ろ』 弘前市十腰内
続きましては拝殿前にいる『ろ』。
…。(吽) …。(阿) 狛犬…だべなあ…? たぬぎのような、きづねのような、いだぢのような…。うーん。(吽) 何かを悟りきったような表情をしています。 こういうおばちゃん、いるよなあ…。(阿) 阿はお洒落にほっかむりをしていましたが、吽は帽子をかぶっています。 誰かの忘れ物だべが?と思いましたが、検索してみると以前は毛糸の帽子をかぶっていて、苔むして狛犬と一体化していたようです。 忘れ物ではなく、ちゃんとした寄進物なんだべなあ…。耳のかたちを確かめたかったので、そっと脱がせてみました。 つるりとしたしっぽ。(阿) 岩木山神社の玉垣狛のしっぽに近いですね。 吽のしっぽは先がくりっと巻いています。ねこでいうカギしっぽ。 阿吽ともに前脚は失われていて、燈籠のてっぺんのようなもので支えてあります。 台座も違うようですね。(阿) 鈴やら前掛けやら、いろいろなものを重ね着しています。(吽) 狛犬にべべ、も南部では見られない習慣です。 前に野菜や果物、魚なんかが並んでいても違和感ないなあ。行商狛?(阿) この狛犬(のようないきもの)も、拝殿に向かって右に吽、左に阿がいます。 帽子をそっと戻しました。首からさげた鈴が水筒のように見えて、遠足に行くようにもみえます。(吽) いやはや… 2007.08.16
by bayabayatto
| 2007-10-03 20:05
| 狛犬
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